BUFFALO AirStation Pro 外部アンテナ関係まとめ

BUFFALO AirStationの法人向けラインナップ「BUFFALO AirStation Pro」を利用して拠点間通信(WDS接続)させるべく、外部アンテナを利用したときに、気づいたことをメモしていくページ。

AirStation Pro本体

とりあえず外部アンテナに対応するメインストリーム(と勝手に思っている)だけメモ。

  • 外部アンテナ」には一部の機種(全てのAirStation Proではない)が対応し、指向性無指向性漏洩同軸などを接続できる。
  • 「IEEE 802.11a(5GHz帯)」の方がIEEE 802.11g(2.4GHz帯)よりも電波が混み合っていない傾向があるが、11aのうちW52(5.2GHz: ch36-46), W53(5.3GHz: ch52-64)は屋内専用W53, W56(5.6GHz: ch100-144)はDFS(レーダー波回避)が必須のため、制約が多い。また、11aは11gに比べて利用する周波数が高いため、到達距離が非常に短くなる傾向がある。
  • いわゆる11anは11aに11nを適用、いわゆる11gnは11gに11nを適用し、帯域を束ねて利用(チャネルボンディング)したり、MIMO(複数アンテナ多重送受信)に対応させて高速化したもの
  • 802.11ac」(いわゆるWi-Fi 5)はWAPM-1166D以降で対応している。対応PC・スマホはまだ多くないが、拠点間通信で同型機種同士に通信させるなら速度向上に大きなメリットがある。11aの帯域を最低でも4チャンネル(80MHz)束ねて利用(チャネルボンディング)し、速度を向上させたもの。
  • 「802.11ax」(いわゆるWi-Fi 6)もあるが、2020年現在ではまだ時代が追いついていないと思う。
  • ここで取り上げているAirStation Proは全て「PoE」 (Power on Ethernet)対応で、ACアダプタ不要。なお、オプションでACアダプタを購入可能なので、メンテナンスや設定用で1個持っておくと便利。
  • WDS接続」(リピーター機能)はいわゆる拠点間通信機能だが、AirStation Pro同士でもWDS接続方式が異なるので、型番を揃えた方が良い。
  • DFS障害回避機能」はWAPM-1266R以降に搭載され、W53, W56チャンネルの航空レーダー波や気象レーダー波を利用中のチャンネル以外でも常時監視する機能があり、利用中のチャンネルで検知すると即時に他チャンネルへ移行できる。レーダー検出には1分間必要なため、従来の機種では約1分間通信が停止する。
  • WAPM-APG300N以降は11an, 11gn同時利用が可能になったが、実際に同時利用するとループする。そのため、Rapid STP(スパニングツリー)機能が実装されており、設定する必要がある。
型番 対応通信方式 外部アンテナ必要台数 WDS接続方式 DFS障害回避機能
WAPM-AG300N 11an/11gn排他利用
※11a/11gどちらかしか出力できない
対向1組2台 独自A なし
WAPM-APG300N
※AG300Nのアンテナ4本にして11a/11g同時利用できるようにしたもの
11an/11gn同時利用 対向2組4台
※11a:2本 11g:2本
独自A なし
WAPM-1166D
※APG300Nを混波してアンテナを減らしたもの
11ac/11gn同時利用 対向1組2台
※11a/11g混波
独自B
※Reverse Direction Grant無効+VLAN Taggedに設定すると独自Dになる。
なし
WAPM-1266R
※1166Dに11aレーダー波検知機能を搭載したもの
11ac/11gn同時利用 対向1組2台 独自D あり

外部アンテナ

オプション対応表

全てAirStation Pro 1台に対して変換コネクタ WLE-OP-RNCと同軸ケーブル WLE-CCシリーズが2本ずつ必要。

  • WLE-HDG-DA/AG 屋外用指向性(11a/11g 水平偏波・垂直偏波)
    1本必要(アンテナ2本内蔵)
  • WLE-HG-NDC 屋外用無指向性(11g)
    2本必要
  • WLE-HG-NDC/A 屋外用無指向性(11a)
    2本必要

同軸ケーブル

AirStation本体とアンテナを接続する。

互換品も販売されているが、5GHz帯で出力が弱くなったり、電波法違反の出力になったりするため、メーカーは禁止している。(オプション対応表の屋外タイプの説明文)

壁面取り付けの金具はメーカーオプションでも揃えているが、自前で用意するならテレビアンテナマスト用の金具や、配管用の金具をホームセンターで調達することができる。

WLE-CCシリーズ

仕様

  • WLE-CC(nn)
    • nnの数字はケーブル長(m)を表す。
    • WLE-CC5 5m
    • WLE-CC10 10m ※yodobashi.com ¥14,070.(税込 2020/08)
    • WLE-CC20 20m
    • WLE-CC30 30m 販売終了
    • 機種と長さの組み合わせによって電波出力が強くなりすぎて電波法違反になる。

メーカーサイトに書かれていない仕様(製品同梱の仕様書)

  • 使用ケーブル 5D-FD(PE・低損失タイプ)
    • 購入したケーブルには「SHIKOKU SN-5D-HFBE」と刻印があった。
  • コネクタ形状 N-P型
    • AirStation本体側はRSMAオス型
  • 絶縁抵抗 1000MΩ以上(DC500V)
  • VSWR 1.25以下(2.4~2.5GHz)
  • 内部導体抵抗 54mΩ以下(WLE-CC5), 101mΩ以下(WLE-CC10), 196mΩ以下(WLE-CC20), 290mΩ以下(WLE-CC30)
  • 挿入損失 2.14dB以下(WLE-CC5), 4.07dB以下(WLE-CC10), 7.93dB以下(WLE-CC20), 11.79dB以下(WLE-CC30)
  • インピーダンス 50±2Ω
  • 最小曲げ半径 R54mm(静止時), R77mm(稼働時)
  • 適応締め付けトルク 68~113N・cm(7~12kgf・cm)

WLE-OP-RNC

RSMAオス(AirStation Pro側)をRF(N-P型)コネクタ(WLE-CCシリーズ)に変換する。

1箱1個入り。

  • yodobashi.com ¥898. (税込 2019/11)

PoE給電機器

好きな場所に設置したいが、そこにACアダプタとコンセントや延長コードを這わせるのはダサいと思ったのでPoEを使ってみたら、快適すぎてタマラン。

とりあえず後ろに「/HG」と付くモデルなら大抵のAirStation Proは対応する。1ポート30W、4ポート合計120Wまで対応。

PoEに関するメモ

  • PoEは、802.3afに規定されている。
  • PoEは、48V(47-55V)をLANケーブルに印加して電力を搬送する仕組み。給電側機器(PSE)にはオルタナティブA(TypeA)とオルタナティブB(TypeB)の2つの給電方式があるが、802.3af受電製品はどちらでも対応するようになっている。
  • PoEインジェクタは、スイッチ・HUBと機器の間を中継して給電する機器。
  • PoEの活線挿抜(電源を投入したままの抜き差し)は火花が飛ぶ場合がある。そもそもイーサネット(LAN)の規定で活線挿抜を推奨していない。
  • 屋外でPoEを利用して落雷やサージ電流を受けると、壊れやすい。保護回路はほぼ搭載されていない。特にアースは重要である。
  • 802.3afでは1ポート12.95Wまで、上位規格の802.3at(PoE+)では1ポート25.5Wまで対応する。LANケーブルはCat5e以上に対応する。
  • PoE対応スイッチを利用して給電機能を集約しても良いが、故障時、対応台数、メーカー互換を考えたらインジェクタの方が気が楽だと思う。

その他のメモ

  • 無線LANのアンテナが2本あるときは、互いに90°取ると良いらしい。アンテナ2本が成す角度の中間の角度に向けて電波が飛びやすいらしい。

Office365とGoogleカレンダーの共存を目指してみた件

仕事はOffice365(Outlook)を、個人はGoogleカレンダーを運用されている方から、なんとか併用する方法はないかと相談されて苦労しまくった件について。

概要

職場ではOutlook(Windowsアプリ版またはOffice.com Web版)を運用しなければならない。

個人は今までGoogleカレンダー(Androidアプリ版とPC Web版を併用)を運用してきた。

できるだけOffice365に個人的な情報を入れたくないし、間違えて設定して職場の周囲の人たちに見られたくない。

でも職場・個人ともに予定をまとめて見ることができるようにしたい。

問題点

Office365はics (ical)でデータを引っ張ることができる

Googleカレンダーもics (ical)でデータを引っ張ることができる

しかし、GoogleカレンダーにOutlookのicalを同期させると、同期間隔が約24時間ではないかと思われる現象が発生(つまりなかなか同期しない)。

OutlookにGoogleカレンダーのicalを同期させると、こっちも同期間隔が約3~24時間かかる。

結果

OutlookのicalをiCalSync(Androidアプリ)でGoogleカレンダー(Androidアプリ)に同期する。

なお、PC Web版Googleカレンダーは同期がとれないので、Office365のicalは見られない。

GoogleカレンダーのicalをOutlookに同期する(ただし3時間遅れで同期)。

Office365とGoogleカレンダー同期連携

図中の赤線はサービス自体で提供されている同期連携、黄色線は設定が必要な同期連携。矢印はデータの流れる方向。

方法

Androidで行う準備

[Playストアアプリ]でiCalSync (underscore.inc)を検索し、インストールする。

Outlook→Googleカレンダーへ同期する準備

https://office.com/にサインインし、[Outlook]→[予定表](左下のカレンダーアイコン)をクリック。

予定表画面右上の[設定](歯車アイコン)→右側に表示される設定画面の再下段にある[Outlookのすべての設定を表示]

[予定表]→[共有予定表]→予定表を公開する→同期したい(Googleカレンダーで表示したい)予定表を選ぶ→権限([すべての詳細を閲覧可能]などを選ぶ)→[公開]→ICSのURLをコピーする

  • 権限は職場の設定により、閲覧のみの場合や編集できる場合など、選択肢が異なる。
  • 万が一URLが漏洩したり端末を紛失したときなど、緊急に同期を止めたいときは、URLの右にある[公開取り消し]をクリックする。iCalのURLが無効になり、同期できなくなる。

Googleカレンダー(Android版)に同期させる

Android端末でiCalSyncを起動する。

右上の追加(プラス記号)をタップする。

[カレンダーの作成]

  • カレンダー名: (適当な名称)
  • カレンダーのURL: (OutlookでコピーしたICS(iCal)のURL)
  • 自動更新間隔: (1~15分など適当な間隔)
  • アラート: 不要であれば[なし]
  • カレンダーの色: (Googleカレンダーで表示される色)
  • オーナーのメールアドレス: (特に入れなくても動作する)

右上の決定(チェック)アイコンをタップする。

Googleカレンダーを起動すると、カレンダーの色で指定したカラーで表示されている。

Googleカレンダー(PC Web版)に同期させる

(同期間隔が長すぎて役に立たないので掲載後回し)

Googleカレンダー→Outlookへ同期する準備

パソコンのブラウザでGoogleカレンダーを開く。

左側のカレンダー一覧→同期したい(Outlookで表示したい)予定表の右側の[オーバーフローメニュー](三点アイコン)→[設定と共有]をクリックする。

[マイカレンダーの設定]→同期したい予定表の配下にある[カレンダーの統合]→iCal形式の非公開URLをコピーする。

  • 万が一URLが漏洩したり端末を紛失したときなど、緊急に同期を止めたいときは、[カレンダーの統合]の下にある[リセット]をクリックする。iCalのURLが無効になり、同期できなくなる。

Outlookに同期させる

パソコンのブラウザでOutlook→予定表を開く。

左側の[予定表をインポート]→[Webから]→[予定表へのリンク](GoogleカレンダーでコピーしたiCalのURL)→[予定表の名前](適当な名称)→[インポート]

おまけ

OutlookにGoogleカレンダーの日本の祝日を反映させる

Outlookの[予定表をインポート]で祝日→日本を選択する。

なお、どうしてもGoogleカレンダーの日本の祝日を反映させたい場合は以下のURLのiCal(ICS)をインポートすることもできる。

https://calendar.google.com/calendar/ical/ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics

IPoEが自宅サーバに適さなかった件

PPPoEが遅すぎるので、IPoE導入しようかと思ったけど、時期尚早だと見送った件について。

なお、NTT西日本のIPv6閉域網を使って超高速VPNを構築したのはまた別の機会にて。

概要

今日、NTTフレッツ系は局舎のPPPoE装置が輻輳(混み合い)しすぎて鈍足(いわゆる激重)になっている。

具体的にいうとすながわ宅が収用されているであろう筑紫丘局舎(福岡市南区)では21時前後が2Mbps以上出ない。
1Mbps切ることもまあまあ。
お隣の屋形原局舎も同様らしい。

なので、フレッツでV6オプションを契約し、プロバイダをIPoE方式に切り替えれば、PPPoE装置を通らずに快適になると聞いたのでやってみた。

なお当方、NTT西日本フレッツ光ネクストスーパーハイスピードタイプ隼で、JPNEなプロバイダ。

構成

Juniper SSGではIPoEに対応できない(IPv6アドレスが変更になったときにBR(border relay)へアドレス変更の通知ができない)ので、YAMAHA RTX1200系を充てた。

コマンドはプロバイダに例示されていたのでそれを参考とした。

結果

まず、V6オプションを契約する。ONUにPCを直付けしてNTT西日本閉域網に接続し、サービス情報サイト http://flets-west.jp/ (インターネットからは接続できない)を開き、申し込む。ネットで申し込む分は無料。

30分ぐらいでIPv6アドレスが降ってくる(DHCP6-RA)。ご存知インターフェースIDに基づいたアドレスだった。

そのうえでプロバイダにIPoEの契約をする。フレッツのお客様ID(CAFで始まる番号)が必要だった。
有効になるのは翌月1日の0時~3時頃だった。
このタイミングでIPv6アドレスが変更になる。ルータから見ると突然不通になり、2個目のIPv6アドレスが降ってきたように見える。なので、ルータを再起動すると、新しいIPv6のみ振られた状態となる。

この時点でIPv6のみ認証も何もなく疎通している。笑いが出るほど高速(その時点の実測で1~2Mbps→70~200Mbps。条件によると思うが)でpingレスポンスタイムも速すぎ(その時点の実測で25ms→6ms)。

問題点

逆引き設定ができない

今回は筑紫丘局舎だったが、使っているプロバイダとは全然違うau one netのIPv6アドレスが降ってきた。

プロバイダの案内に逆引き設定ができないことが書いてあった。
メールサーバ運用では致命的になりかねない。

IPv6アドレスが変わると不通になる

IPv6アドレスが強制的に変更となる場合は以下の3パターンが主とのこと。

  • 工事や網構成変更でIPv6アドレスのプレフィクスが変わる。
  • ルータを交換してMACアドレスが変わると、インターフェースIDが変わり、つられてIPv6アドレスが変わる。
  • たまたま同じ網内に同じMACアドレスがいて、インターフェースIDどおりにIPv6アドレスが振られない。

工事は滅多にないので、ルータ交換が主な原因だった。

しかし、それ以外の理由も否定できないので、常時接続されるべきサーバ群としては、致命的になりかねない。

IPv6アドレスが固定ではない

結局IPv6アドレスもサーバに振られると思って喜んだが、よく考えたらIPv6アドレスが変わるという理由で、DNSではなくDDNS運用しかできない。

結論

やめた。

IPoEを導入せず、PPPoEを引き続き使用していくこととした。

幸い別拠点はPPPoEが混んでいないので、そこに2台目のルータを設置し、そのルータにPPPoEさせてプライベートIPをIPv6閉域網経由でVPNして現地につなげる方法(いつか掲載する)をもって回避した。

ちなみにやっぱり解約時にV6アドレスが変更になった。うざい。

デジカメ写真データ管理のご提案

デジタルカメラで写真を撮影し、それを

  • そのままメディアに入れたまま
  • とりあえずパソコンやファイルサーバにコピーする

よりも

  • もっと効率良く
  • 以後の作業のことを考慮した

データ管理をご提案。

ご提案1: フォルダ名は一意性と一貫性を持たせる

フォルダ名を日付、アンダーバー、イベント名に統一してみてはいかが?

  • 20190810_天草1回目
  • 20190814_オフ会
  • 20190816_天草2回目

フォルダはコピーしたり移動したり何かすると更新日が変わってしまい、日付ソートできなくなることが多い
ならば、フォルダ名に日付を入れ、イベント名の先頭が数字になってもソートが狂わないようにアンダーバーを入れてみてはいかがでしょう?

ご提案2: 複数のデジカメで撮影したデータは極力混ぜない

複数のデジカメで撮影を行った場合は、ご提案1のフォルダの中にさらにデジカメ別のフォルダを作成して、それぞれ分けてみてはいかが?

  • 20190810_天草1回目
    • すながわD500
    • すながわD3200
    • 仕事用D5300

多くのデジカメは「DSC_nnnn.JPG」のように、特定のキーワード、アンダーバー、連番、.JPGというファイル名を付ける。
つまり、同じ連番が被ることもあり得る。
それを1つのフォルダにまとめてコピーしてしまうと、ファイルが上書きされる。目も当てられない。

なので、デジカメごとにフォルダを作成して、それぞれのフォルダにコピーしてみてはいかが?
どのカメラで(もしくは誰が)撮影した写真かも分かりやすい

次のご提案3も併せてどうぞ。

ご提案3: ファイル名に一意性を持たせるために一括リネームする

ファイル名を一括変換し、日付、アンダーバー、時刻、アンダーバー、特定キーワード、.JPGというファイル名にしてみてはいかが?

  • 20190810_101134_D500.JPG
  • 20190810_102010_D500.JPG

ご提案2でも触れたが、多くのデジカメはファイル名が「DSC_nnnn.JPG」のようになる。
つまり、10000枚撮影すると連番が戻る。そのままフォルダにコピーするとファイル名が被り上書きされる
こともある
また、大量に写真を撮影すると場合によっては1枚目が9999、2枚目が0001となり、ファイル名ソートがおかしくなる
さらに複数のカメラを使うと、より訳がわからなくなったり、連番が被って上書きされる。

多くのデジカメのJPEGデータにはEXIF(撮影情報)が書き込まれており、撮影日時(DateTimeOriginal)が記録されている。
その情報を使って一括リネームすれば、ファイル名ソートがそのまま時系列ソートとなり、いつ撮影したか分かりやすくなる
もちろん連番が一周してもファイル名が被らないので上書きされない

なお、デジカメの時刻合わせが行われていることが前提となる。
※D500以上の機種はスマホ連動して時刻自動調整してくれるから楽だなあ。

複数のカメラで撮影した場合は、特定のキーワード(カメラの機種名や、撮影者名など)を末尾に付け加えれば、分かりやすい。

一括リネームはXnViewが便利。
リネームするファイルを選択(全て選択は[Ctrl]+[A])→ツール一括ファイル名変換
ファイル名テンプレート: <Date Taken [YMD_HMS]>

XnView 一括ファイル名変換

複数のカメラで撮影した場合は、例え別のフォルダに分けたとしてもファイル名テンプレートの末尾に _<Model>_A _B _C などカメラや撮影者を特定するものを付加するとよい。
特にご提案4で述べるコンタクトシートを作成した場合に写真の特定が容易になる。

ご提案4: 写真の選定をするならコンタクトシートを印刷

忘れないうちに、飽きないうちに、早く。

写真の選定を行う場合にはサムネイルをまとめたコンタクトシートを印刷してみてはいかが?
紙やインクがもったいないと思うかもしれないが、特に複数人で選定する場合は効率が上がる

場合によっては先にピンボケや明らかなミスショットを削除したうえで、コンタクトシートを印刷した方が良いかもしれない。

これもXnViewが便利。

印刷する写真を選択全て選択は[Ctrl]+[A])→ファイル印刷

プリンタタブ

  • プリンタを選択
  • 用紙サイズ: A3またはA4A3片面を推奨)

レイアウトタブ

  • ページレイアウト: サムネイル
  • 列数: 46
  • 行数: 68A3の場合は折りたたむ位置を考えて偶数を推奨)
  • 垂直方向間隔・水平方向間隔: 00.10
  • マージン
    • 左・右: 0.801.20
    • 上部: 1.802.20
    • 下部: 1.202.20
    • A4の場合は 左: 1.80~2.20 右・上部・下部 : 0.8~1.20
    • プリンタの余白や2穴パンチ位置を考慮して設定すると良い

XnView 印刷(レイアウト)

キャプションタブ

  • フォント: MS Pゴシックまたはメイリオ、標準、68ポイント、日本語
  • 情報: <Filename With Ext> (拡張子つきファイル名)

XnView 印刷(キャプション)

ヘッダ/フッタタブ

  • フォント: MS Pゴシックまたはメイリオ標準68ポイント、日本語
  • フッタ: Page <Page Number>/<Page Count>

XnView 印刷(ヘッダ/フッタ)

※なぜか最下段キャプションとフッタが同じ行に重なって印刷されることがあるが、バージョンによるのか環境によるのか不明。そのため、レイアウト列数は偶数を推奨。

おわりに

写真は撮って終わりではなく、整理し、保管し、次年度・次回の広報に活用してナンボ。

PowerPointで素人っぽくないプレゼンをするとりあえずの方法

だから、PowerpointとかPowerPointsじゃないっての!

※ここに書いてあることは持論なので、反論・補足などはウェルカムです。

なにこれ?

PowerPointでプレゼンをするときに、どうしても素人っぽい見た目や読みにくいスライドにならないようにする、とりあえずやっつけな方法。

繰り返す、「とりあえず」で「やっつけ」な方法である。

スライドを作る

フォントはとりあえずメイリオかHGP創英角ゴシックUB

判読率が高いフォントを使うことは基本中の基本。

判読率高めはゴシック(サンセリフ)系

  • メイリオ
    • スマート系ゴシック
    • 文字多めにおすすめ
    • 和文フォントでは珍しく、ノーマルとボールドが別書体。
      ※ほとんどの和文フォントは、ボールドをかけても1ドット太く見せる処理をするだけで、画面上や印刷時はほんのり太くなるだけで判読率はほぼ変わらない気がする。
    • HGPゴシックMも同系

メイリオフォントの例

 


  • HGP創英角ゴシックUB
    • 肉太系ゴシック
    • HGPゴシックEも同系
    • 写真や図がメインのときにおすすめ
      フォントが太いので、背景の明度に左右されにくい。
  • HGPゴシックシリーズを組み合わせてもいいかも
    • 見出し HGPゴシックE + 本文 HGPゴシックM

HGP創英角ゴシックUBフォントの例

 


なお、デザインリボンの”フォント”メニュー(デザインリボンのどこかにある)から一括設定できる。

フォントメニュー


テーマのフォントの編集
“フォントのカスタマイズ”でオリジナルの設定も作れる。


ちなみに
和文フォントのみで構成せず、英文は英文フォントを組み込むことを求められるけど、
「とりあえず」で「やっつけ」なのでそれはまた別の機会に。

読点「、」と句読点「。」禁止

長文の例プレゼンは要点をまとめて見せるものである。
長文は読ませるものではない、聞かせるもの。

 


箇条書きの例つまり、箇条書きにすべき


つまり、読点「、」と句読点「。」を使わなければ長文にならないはず

説明で長文を書かなければいけない?
それならレジメでも配布しとけ。

ひらがなのポイント数を少し下げる

ポイント数を下げた例ひらがなのポイント数を少し下げると、
必然的に漢字が強調され、読みやすくなる。

ついでに1行の幅が狭まり改行が減ってシンプルに。


アニメーション禁止

動きがあるスライドは見てると飽きにくい。

  • しかし、クリックで次のスライドに行くと思いきや、アニメが1モーション残ってた!?
  • アニメのタイミングが気になってプレゼンに集中できない!
  • 他人の作ったスライドならなおさらタイミングがわからない。

これをなんとかするには、アニメをやめよう!

画面の切り替え1モーションだけですべて表示してしまう。

どうしてもアニメーションを諦められないなら、一連の流れで一気に表示してしまえば良い。

アニメーションの例


  • “継続時間”を0.25~0.5にして、素早く表示。
    • アニメーションリボンの”タイミング”にある
    • デフォルトは0.75~1.0ぐらいだが、動きが遅すぎる。
  • かつ、“直前の動作の後”か、“直前の動作と同時”+”遅延”で自動でアニメが全部流れる。
    • “継続時間”の並びにある
    • “直前の動作の後”は、前のアニメーションが終わったら直後に動き出す。
    • “直前の動作と同時”は、前のアニメーションと同時に動き出す。
    • “遅延”は、本来動き出すタイミングよりも指定秒数遅れて動き出す。

テキストボックス多用は禁止

テキストボックスを多用すれば自由なレイアウトができる。

しかし、そのスライドはもれなく

  • 流用しづらく
  • 年度更新しづらく
  • 単発のスライドとしてしか使いにくく

文字が多い説明スライドは、できるだけ少ないテキストボックスで。

写真や図がメインなら、テキストボックスはやむなしだけど。

起承転結

プレゼンの構成は論文やレジメと同じ

しっかりと起承転結を踏んで展開すること。

構成が苦手?
じゃあ、あなたにはプレゼンはまだ早い。
まずは作文や小論文から練習しよう。

目次も重要

聞いている人の心の声「どれくらいでこのプレゼンは終わるの?」

セクション見出し(章見出し)を入れて、進み具合(≒終わりまでの長さ)を見せよう。

ついでに

冒頭と末尾の声をゆっくり大きく言うな

クセで、プレゼン中に話す文章の「次に」「となります。」など、
途中が早口で小声なくせに、冒頭と末尾を一番大きくゆっくりしゃべる人がいる。

強調したいのはそこではないでしょう。

強調したいところを、大きく、ゆっくり

さいごに

スライド制作は細かい作業です。

ちょっとした部分に心地よさを覚えたり、違和感を感じたり。

もういっそのこと、

  • 構成を考える「プランナー」
  • 見栄えを整える「デザイナー」
  • しゃべる「プレゼンター」

分業制でチームを組んだら負担が少ないのではないでしょうか。

あ、納期が守れない?
それはプレゼンとはちょっと違う部分で問題が。

なお

すながわもデザインセンスが無いし、要点をまとめるのが苦手なのです。

だから、「ここもポイントに入れろや」というご指摘はウェルカムです。

みなさま、ストレスのないプレゼンを!

あわせてどうぞ

パワポ初心者がおちいりやすい「リハーサル」機能の罠

Microsoft PowerPoint(PowerpointやPowerPointsじゃないよ!)の初心者の方が陥りやすい罠を思いつくままご紹介するカテゴリー。

おことわり

  • 思いつくまま書いてるので気休めに読んでいただければ幸い。
  • 「そもそもパワポがクソ」という意見や「オープンソース使えや」という職場環境ガン無視な指摘はご遠慮願う。

奇怪だと言われる現象

原因と思われるところ

  • リハーサル」(下図のマウスカーソルが指しているボタン)を使っていないか
    リハーサル機能

どういうこと?

  • PowerPointには、「スライドショー」機能の中に「リハーサル」機能がある。
  • 「スライドショー」とは、スライドを通常通り開始することだが、これは上図の一番左の「最初から」または「現在のスライドから」ボタンである。
  • 記録中「リハーサル」は、経過時間の表示を片隅に出したまま(右図)スライドショーを行う機能と思われがちだが、上図「リハーサル」ボタンのツールチップの説明に出ているとおり、本来はスライドの所要時間を記録するための機能である。
  • つまり、経過時間を見たいがためにリハーサルを使ってしまい、所要時間が記録され、スライドが自動的に進むよう設定されてしまったために冒頭の現象が発生していることが多い。

確認方法

  • 「画面の切り替え」タブの「自動的に切り替え」にチェックが入っている。
    自動的に切り替え
  • 本来は「クリック時」のみチェックが入っているはず。
  • つまり、指定時間で次のスライドに進んでしまうような設定になっている。
  • ちなみに「リハーサル」終了後に下図ような画面が出てきて、気づかず「はい」をクリックしている、または、そのまま勢いで[Enter]キーを押してしまっているはず。
    今回のタイミングを記録

じゃあどうすればいいのさ?

  • 「画面の切り替え」タブの「自動的に切り替え」チェックすべてのスライドで外す
    (左のスライド一覧で全部選択して、一括してチェックを外してしまえばいいだけ。)

予防するには

  • 「リハーサル」なんてトラブルの原因でしかないから使わない
  • そもそも「リハーサル」なんか使わず、ストップウォッチ使え(゚Д゚)スマホに入ってんだろうよ(#゚Д゚)
  • スライドを開始したいなら[F5]キー(最初からスライドショーを開始)または[Shift]+[F5](現在のスライドからスライドショーを開始)を使う癖を付けておく。
  • あと、画面右下の「スライドショー」ボタン(下図マウスカーソル)は小さくて押しにくいから[F5]の方がスマートで早い。
    スライドショーボタン

みなさま、ストレスのないプレゼンを!

Windows10複数台展開メモ

Windows10のPCを大規模展開したいが、1台ずつ設定するのは面倒だし、ProvisioningやらICDやら手を混んだことをしたくないし、という面倒くさがり屋で、クリティカルな業務でないところに使う展開する場合のメモ。

経過

2017.01.03 とりあえず数台展開して今のところ認証に問題なし。

前提

OEMインストールされたWindows10または、以前のバージョンから無償アップグレードされたWindows10がインストールされたPCであり、ライセンス認証をクリアしていること。

展開するPCはすべて同一型番であること。

手法

※ちょっとまだ内容が追いついていないので、細かい文言が間違ったまま。

設定→更新とセキュリティ→ライセンス認証 で、「ライセンス認証されています」状態であることを確認。

その下の方にある、Microsoftアカウントの登録で、メールアドレスを登録する。

「Microsoftアカウントによってリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています」状態に変わる。

※ここまでは全台で行っておく

マスターとなるPCは、設定→アカウント→お使いのアカウント でローカルアカウントに戻す。

Clonezillaなり、イメージングツールでマスタイメージをとる。

展開先のPCで、イメージングツールでイメージをかぶせる。

起動直後にPC名を変更して再起動する。

再起動後に、設定→更新とセキュリティ→ライセンス認証 で、認証状態になっていることを確認。
なっていない場合は、Microsoftアカウントにすれば認証状態になるはず。

※後日詳しく記載する予定。。。

hotmailやoutlook.comでSC-001と言われメールが送れない時の対応

連絡するのは以下のフォームから

https://support.microsoft.com/en-us/getsupport?oaspworkflow=start_1.0.0.0&wfname=capsub&productkey=edfsmsbl3&ccsid=635660384219463241

必要事項を入力すると、問題がなければメールが返ってきて

Mitigation may take 24 – 48 hours to replicate completely throughout our system.

と言われますので、1-2日待てば解除になるはずです。

地方で活動するweb制作者の日々を綴るblog
http://blog.livedoor.jp/loopus/archives/50883805.html

Apacheのログをまとめてgrepしてwc -lするbashシェルスクリプト

QSH(急に仕事で必要になったので)

概要

Apacheのログだけではないけれど、ファイルの中身を検索(grep)して、該当する行数をカウント(wc -l)して表示する。

ファイル名にワイルドカードが使えるので、複数ファイルをまとめてgrepできる。

gzip圧縮(.gz)がかかっているファイルも検索(zgrep)できる。

ついでにファイルごとに出力するので、ファイル単位で結果が得られる。

ちなみにLinux用。

スクリプト

#!/bin/bash

# greplogall - grep all log file
# SUNAGAWA Hiroyuki / Studio JamPack
# 2016.03.22
# target stringをログファイルの中から探して、行数をカウントするスクリプト
# 
# USAGE ./greplogall.sh "target string" /var/log/ログファイル名
# ログファイル名はワイルドカード(*)が有効。
# しかしあまり大量のファイルを処理させると
# サーバの負荷が高くなるのでお止めになったほうが良い。
# 
# 例: ./greplogall.sh "/hoge/ " /var/log/httpd/access_log.201511*
#     2015/11月のログ全部から /hoge/ を探して件数を返す。

targetstr=$1
shift

echo . 
echo greplogall - grep all log file
echo SUNAGAWA Hiroyuki / Studio JamPack
echo 2016.03.22
echo .

while [ "$1" != "" ]
do
  echo -n $targetstr
  echo -n ","
  echo -n $1
  echo -n ","
  if [[ $1 =~ .gz$ ]]; then
    /usr/bin/zgrep $targetstr $1 | wc -l;
  else
    /bin/grep $targetstr $1 | wc -l;
  fi
  shift
done

exit 0

結果

/hoge/,/var/log/httpd/access_log.20160227.gz,40417
/hoge/,/var/log/httpd/access_log.20160228.gz,34528
/hoge/,/var/log/httpd/access_log.20160229.gz,21177

コツ

http://jamfunk.jp/hoge/のアクセスを検索したい場合は”/hoge/ “(スラッシュの後ろにスペース)で検索すると、”/hoge/example.html”などを回避できる。ただ、リファラにも引っかかるかもしれない。

なお

使用は自己責任