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Odeca(新)
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* | *東日本旅客鉄道株式会社 | ||
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*2023年7月1日供用開始 | *2023年7月1日供用開始 | ||
**[[odeca(旧)]] | **[[odeca(旧)]]からシステム更新(カードシステムは別物) | ||
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==情報== | ==情報== | ||
* | *基本的には[[旧odeca]]の機能を引き継いでいる。 | ||
* | **地域連携ICカードになってからポイントカード機能や、icscaエリアとの相互利用の利便性が向上している。 | ||
* | **他の地域連携ICカード同様に、定期券を券面に印刷する機能が無いので、定期券発行時に印刷されるリファレンスペーパーを持参している必要がある。 | ||
*カードにデザインされているキャラクターは、[[旧odeca]]に引き続き、BRTと沿線の復興のキャラクター「おっぽくん」(尾がデカイ)である。 | |||
*[[旧odeca]]の払い戻しは2023年9月30日までだが、払い戻しにはカード自体も返却が必要であった。 | |||
===ウワサや所感=== | |||
*気仙沼線と大船渡線は、東日本大震災で受けた甚大な被害を早急に復旧させるため、線路を撤去し、専用道を敷設し、バスで運行を行う方法を選んだ。できるだけスピーディに安全で便利な高速輸送サービスを提供できることが期待される。 | *気仙沼線と大船渡線は、東日本大震災で受けた甚大な被害を早急に復旧させるため、線路を撤去し、専用道を敷設し、バスで運行を行う方法を選んだ。できるだけスピーディに安全で便利な高速輸送サービスを提供できることが期待される。 | ||
**BRT専用道が整備されたが、もともと単線鉄道路線のため、トンネルのようにすれ違いできない区間がある。そのような場所には前後に鉄道用の信号機がある。また、ある程度の大きな駅(志津川駅など)には接近情報板を設置したり、QRコードによる接近案内がある。 | **BRT専用道が整備されたが、もともと単線鉄道路線のため、トンネルのようにすれ違いできない区間がある。そのような場所には前後に鉄道用の信号機がある。また、ある程度の大きな駅(志津川駅など)には接近情報板を設置したり、QRコードによる接近案内がある。 | ||
**バスであることを利用し、南三陸さんさん商店街(現・道の駅さんさん南三陸)を経由するように、元の鉄道路線から逸脱し、柔軟な路線運用を行っている。なお、志津川駅は震災前の鉄道駅(宮城県本吉郡南三陸町志津川字中瀬町32-6)から、2012年のBRT移行時に仮商店街横(志津川字御前下59-2)、2017年に本設商店街はす向かい(志津川字十日町154)、2022年に道の駅さんさん南三陸横(志津川字五日町200番地1)へと、3度移転している。 | **バスであることを利用し、南三陸さんさん商店街(現・道の駅さんさん南三陸)を経由するように、元の鉄道路線から逸脱し、柔軟な路線運用を行っている。なお、志津川駅は震災前の鉄道駅(宮城県本吉郡南三陸町志津川字中瀬町32-6)から、2012年のBRT移行時に仮商店街横(志津川字御前下59-2)、2017年に本設商店街はす向かい(志津川字十日町154)、2022年に道の駅さんさん南三陸横(志津川字五日町200番地1)へと、3度移転している。 | ||
**志津川駅旧駅舎のホームと地下道は当時のまま震災遺構として残されており、現駅舎から500mほど離れたところにある。ホームには上れないものの、近くまで徒歩で立ち寄ることができる。また、少し離れているが、祈りの丘から地下道やホームの全景を見ることができる。 | |||
**現・志津川駅のある「道の駅さんさん南三陸」には東日本大震災の伝承館や南三陸さんさん商店街がある。南三陸さんさん商店街もまた、仮設、本設と、2度移転している。 | |||
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File:Odeca shizugawasta 01.jpg|4代目・志津川駅(バス停・2023年9月現在) | File:Odeca shizugawasta 01.jpg|4代目・志津川駅(バス停・2023年9月現在) | ||
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*南三陸さんさん商店街仮設店舗だった土地付近に、モアイ像が設置されている。イースター島から贈呈された本物であり、目の描かれたモアイ像としては世界に2体しかないものである。 | *南三陸さんさん商店街仮設店舗だった土地付近に、モアイ像が設置されている。イースター島から贈呈された本物であり、目の描かれたモアイ像としては世界に2体しかないものである。 | ||
2024年9月23日 (月) 20:17時点における最新版
概要
名称
- odeca(おでか)
- 「お出かけしやすいICカード」に由来し、地域の方々がより気軽に外出していただけるようにとの願いから。
- 登録商標(東日本旅客鉄道株式会社)
- Suica地域連携ICカード
-
odeca(新)(表)
-
odeca(新)(裏)
発行事業者
沿革
- 2023年7月1日供用開始
- odeca(旧)からシステム更新(カードシステムは別物)
利用可能エリア
- JR東日本気仙沼線BRT
- JR東日本大船渡線BRT
- 全国交通系ICカード相互利用サービスエリア(Kitaca, Suica, PASMO, TOICA, manaca, ICOCA, PiTaPa(ストアードフェア機能のみ), nimoca, SUGOCA, はやかけんエリア、りゅーと, LuLuCa, SAPICAエリア(片方向利用), odeca(旧)エリア)
利用可能機能・付加機能カード種類
- 電子マネー
規格
- FeliCa/サイバネ規格準拠
カード番号記号
- JE(Suicaと同一)
- 地域連携ICカード番号記号併記
情報
- 基本的にはodeca(旧)の機能を引き継いでいる。
- 地域連携ICカードになってからポイントカード機能や、icscaエリアとの相互利用の利便性が向上している。
- 他の地域連携ICカード同様に、定期券を券面に印刷する機能が無いので、定期券発行時に印刷されるリファレンスペーパーを持参している必要がある。
- カードにデザインされているキャラクターは、odeca(旧)に引き続き、BRTと沿線の復興のキャラクター「おっぽくん」(尾がデカイ)である。
- odeca(旧)の払い戻しは2023年9月30日までだが、払い戻しにはカード自体も返却が必要であった。
ウワサや所感
- 気仙沼線と大船渡線は、東日本大震災で受けた甚大な被害を早急に復旧させるため、線路を撤去し、専用道を敷設し、バスで運行を行う方法を選んだ。できるだけスピーディに安全で便利な高速輸送サービスを提供できることが期待される。
- BRT専用道が整備されたが、もともと単線鉄道路線のため、トンネルのようにすれ違いできない区間がある。そのような場所には前後に鉄道用の信号機がある。また、ある程度の大きな駅(志津川駅など)には接近情報板を設置したり、QRコードによる接近案内がある。
- バスであることを利用し、南三陸さんさん商店街(現・道の駅さんさん南三陸)を経由するように、元の鉄道路線から逸脱し、柔軟な路線運用を行っている。なお、志津川駅は震災前の鉄道駅(宮城県本吉郡南三陸町志津川字中瀬町32-6)から、2012年のBRT移行時に仮商店街横(志津川字御前下59-2)、2017年に本設商店街はす向かい(志津川字十日町154)、2022年に道の駅さんさん南三陸横(志津川字五日町200番地1)へと、3度移転している。
- 志津川駅旧駅舎のホームと地下道は当時のまま震災遺構として残されており、現駅舎から500mほど離れたところにある。ホームには上れないものの、近くまで徒歩で立ち寄ることができる。また、少し離れているが、祈りの丘から地下道やホームの全景を見ることができる。
- 現・志津川駅のある「道の駅さんさん南三陸」には東日本大震災の伝承館や南三陸さんさん商店街がある。南三陸さんさん商店街もまた、仮設、本設と、2度移転している。
-
4代目・志津川駅(バス停・2023年9月現在)
-
2代目・志津川駅(バス停・2016年10月)
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旧・志津川駅(鉄道駅・2023年9月現在)
- 南三陸さんさん商店街仮設店舗だった土地付近に、モアイ像が設置されている。イースター島から贈呈された本物であり、目の描かれたモアイ像としては世界に2体しかないものである。
カードバリエーション
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