MOBIRY DAYS

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概要

名称

  • MOBIRY DAYS(もびりーでいず)
    • (非公開)
    • 券面やロゴ等のイメージデザインについては「移動する楽しさ」から「陸」「空」「海」のそれぞれを柄で表現し、交通を連想させる青・黄・赤と中間色の紫の4色でデザインしてある。


発行事業者


沿革

  • 2024年7月20日供用開始


利用可能エリア

  • 広島電鉄電車・バス全線(松江線、米子線を除く)
  • 備北交通(東城廃止代替バス、東城市街地循環バスを除く)
  • 芸陽バス(海田町ふれあいバス、安芸津海風バスを除く)
  • エイチ・ディー西広島

交通系ICカード全国相互利用サービスのICカードを、MOBIRY DAYSエリアで片方向利用可能(予定)


利用可能機能・付加機能カード種類

この項目はまだ記載されていません。


規格

  • FeliCa Lite(ABT方式)


カード番号記号

  • MDMOBIRY DAYS)


情報

  • スマートフォンアプリによるQRコードまたは専用ICカードによるABT(Account Based Ticketing)方式を採用している。そのため、カード自体には個別認識を行うIDしか記録されておらず、乗車駅や利用履歴、残高は記録せず、すべてモバイル回線を通じてサーバー上で処理を行う。そのため、認識から処理まで1~2秒程度要する。
  • カードリーダーは、QRコードを読み取るカメラ部分、ICカードを読み取るカードリーダー部分、処理状況を表示する表示部からなる。
  • 運用開始当初は全国交通系ICカード相互利用サービス対応ICカードは対応せず、別途簡易端末にて対応する予定である。
    • 将来的に同一カードリーダーで全国交通系ICカード相互利用サービスやクレジットカードタッチ決済、WAON等の商業系電子マネーに対応する予定も発表されている。
    • スマートフォンにモバイルSuica等の交通系ICカードや商業系電子マネーを複数の決済手段を搭載した状態で、どのように識別するか言及は無い。
    • QRコードを認識させようとしてスマートフォンを近づけたときに、そのスマートフォンに搭載している交通系ICカードが反応した場合についても言及は無い。
  • ICカード購入でも名前や住所等の登録が必須となっている。
    • 事前にウェブサイトで登録を行ったとしても、購入時に窓口で係員が入力するため、いずれにしても時間を要する。
    • チャージ方法をクレジットカードまたは銀行口座振替に設定した場合、現金チャージに変更することはできず、その逆の変更もできない。
  • ICカードは1名につき1枚しか有効にならない。
    • 2枚目のカードを購入した場合、利用者登録時に以前のカードが無効化されることになる。
    • 紛失の場合は再発行手続きを行う必要がある。
  • アプリ版を利用した場合のチャージは、クレジットカードまたは銀行口座振替となる。
    • 銀行口座振替は広島銀行の口座のみ対応しており、別途手数料がかかる。現金チャージを選ぶことはできない。
  • チャージは車内ではできない。
    • オートチャージは現金チャージ用カード以外で設定が可能である。
  • ICカードを購入するときの500円はデポジットではなく、発行手数料扱いであり、カードを返却する概念が無い。
  • 2024年9月7日にキーホルダー型ICカードを発売した。
    • 広電電車でラッピング車として運用されている、広島東洋カープ、サンフレッチェ広島、広島交響楽団の3デザインが展開された。
    • 販売当日は長蛇の列ができ、販売開始前に完売するほどであった。
  • システム開発はNECとレシップが行った。
  • 広島電鉄は、区間運賃制だった宮島線を、MOBIRY DAYS導入時から均一運賃制に変更した。
    • 併せて、MOBIRY DAYSで支払う場合に割り引く制度を導入した。


ウワサや所感

  • 従来から運用されてきたPASPYの更新にあたり、主導してきた広島電鉄の費用負担が大きいことから、より廉価なシステムを導入すべくPASPYの廃止が決定された。
    • これにより他の事業者も必然的にPASPYから移行せざるを得ない状況となり、広電系列ではMOBIRY DAYSへ、他社はICOCAを主とする決済システム等へ移行することとなった。
  • 導入当初はiPhoneアプリ版のリリースが遅れたり、アプリを起動したところ強制的にログアウトされ、QRコードが表示されないといった不具合が発生したりした。
    • 緊急時の対応策として、機内モードにしてアプリを立ち上げるとオフライン用QRコードが表示できることや、ICカードを利用する、等が利用者同士で情報交換されていた。
    • なお、QRコードは定期的に更新されるため、スクリーンショットで撮影したQRコードは使用できない。


カードバリエーション