ICOCA
概要
名称
- ICOCA(いこか)
- ICオペレーティングカード (IC Operating Card) の略称であるとともに、関西の方言である「行こか」(「行こうか」の意味)とも掛けて親しみやすさを表している。
- 登録商標(西日本旅客鉄道株式会社)
-
ICOCA(第2世代)(表)
-
ICOCA(第2世代)(裏)
-
ICOCA(第1世代)(表)
-
ICOCA(第1世代)(裏)
- KIPS ICOCA(きっぷすいこか)
-
KIPS ICOCA(表)
-
KIPS ICOCA(裏)
- SHIKOKU ICOCA(しこくいこか)
-
SHIKOKU ICOCA(第2世代)(表)
-
SHIKOKU ICOCA(第2世代)(裏)
-
SHIKOKU ICOCA(第1世代)(表)
-
SHIKOKU ICOCA(第1世代)(裏)
- Ainokaze ICOCA(あいのかぜいこか)
-
Ainokaze ICOCA(表)
-
Ainokaze ICOCA(裏)
- IRいしかわ鉄道 ICOCA(あいあーるいしかわてつどういこか)
-
IRいしかわ鉄道 ICOCA(表)
-
IRいしかわ鉄道 ICOCA(裏)
- ハピラインふくいオリジナルデザインICOCA(はぴらいんふくいおりじなるでざいんいこか)
-
ハピラインふくいオリジナルデザインICOCA(表)
-
ハピラインふくいオリジナルデザインICOCA(裏)
- 新見市オリジナルICOCA(にいみしおりじなるいこか)
-
新見市オリジナルICOCA(表)
-
新見市オリジナルICOCA(裏)
発行事業者
- 西日本旅客鉄道株式会社
沿革
- 2003年11月1日供用開始
- 2013年末デザイン変更
利用可能エリア
- JR西日本(近畿圏エリア、岡山・福山地区、広島地区、山口地区)
- 京阪電気鉄道
- 近畿日本鉄道
- JR四国(本四予讃線と予讃線,土讃線,高徳線の一部)
- あいの風とやま鉄道
- IRいしかわ鉄道
- 四日市あすなろう鉄道
- 富山地方鉄道(富山軌道線,富山港線)
- 近江鉄道
- 湖国バス
- 中国ジェイアールバス(山口支店)
- 松江市交通局
- 一畑バス
- 宇部市交通局
- おのみちバス
- 大阪バス
- カナちゃんバス(エムケイ観光バス)
- 石見交通
- 防長交通
- 日本交通(鳥取県),日ノ丸自動車
- 本四バス開発
- ごんごバス(中鉄,北部バス)
- CI-CA, NicoPa, LuLuCa, itappy, hanica, らんでんカードエリア
- 全国交通系ICカード相互利用サービスエリア(Kitaca, Suica, PASMO, TOICA, manaca, ICOCA, PiTaPa(ストアードフェア機能のみ), nimoca, SUGOCA, はやかけんエリア、りゅーと, LuLuCa, SAPICAエリア(片方向利用), odeca(旧)エリア)
ICOCAにチャージされた金額は利用できないが、スカイレールでSKYRAIL PASSの回数券として登録すれば利用することができた。
利用可能機能・付加機能カード種類
- 電子マネー機能
- クレジット一体型
規格
- FeliCa/サイバネ規格準拠
カード番号記号
- JW(JR Westから)
情報
- イメージキャラクターは「カモノハシのイコちゃん」である。
- 「ICOCAをもってのればはやくてしあわせ」から「イコカモノハシ」と命名されたことが由来とのこと。
- 性別はない。
- 「こどもICOCA」の導入時は子供のカモノハシ「カモノハシのイコ太」と「カモノハシのイコ美」(命名は公募)も登場した。
- 性別の概念はあるが、兄弟かどうかは判っておらず、イコちゃんと親子ではないとのこと。
- 2006年2月1日に「SMART ICOCA」が導入された。
- クレジットカードと紐付け、カード決済によりチャージできる「クイックチャージ」機能が付加され、ポイントサービス「WESTERポイント」(旧・J-WESTポイント)も有効になっている。
- 利用可能エリアの最西端は博多(SMART ICOCA)、最東端は富山と、日本一利用可能エリアの広い交通系ICカードである。
ウワサや所感
- カモノハシのイコちゃんは、当初は「カモノハシ教授」(学士帽をかぶり指示棒を持っている、吹き替えは桂小枝)としてCM等に登場している。
- カモノハシである理由は「先進性、機能性、IC性」などと公表されているが、カモノハシは「原始的な」哺乳類ではないのか。
- カモノハシの雄の後ろ脚には毒がある。
カードバリエーション
- 2012年に近鉄グループがポイントカード機能を付加した「KIPS ICOCA」を発行した。
- 2023年1月31日に新規発行を終了した。
- 2013年末にデザイン変更を行っている。
- 表面のロゴマークの下に「カモノハシのイコちゃん」が付け加えられている。
- 自動券売機に「この券売機では新しいICOCAを販売しています」と掲示し、券売機を区別するという徹底っぷりだった。
- 2014年6月1日に岡山電気軌道や和歌山電鐵を運営する両備グループが発行する「たまルンカード」との連携により、「たま駅長&カモノハシのイコちゃん記念ICOCA」通称「イコたまカード」を発行した。
- ただし、記念デザインカードは、ICOCA定期券としては利用できず、和歌山電鐵でもICOCAの利用はできない。
-
たま駅長&カモノハシのイコちゃん記念ICOCA(愛称:イコたまカード)(表)
-
たま駅長&カモノハシのイコちゃん記念ICOCA(愛称:イコたまカード)(裏)
- 2014年3月1日に四国エリアで利用可能になった「SHIKOKU ICOCA」は、記念デザインカード扱いとなっている。
- これもICOCA定期券としては利用できず、また四国エリアはICOCA定期券の設定が行えない。
- 2020年に「SHIKOKU ICOCA」のデザインがリニューアルされ、高松駅(左)・善通寺駅(左下)・琴平駅(右下)が新たにデザインされ、カラフルになった。第1世代と同様に、記念デザインカード扱いとなっており、定期券を利用できない。
- 北陸新幹線開通とともに第三セクター化された「あいの風とやま鉄道」(富山県)が「Ainokaze ICOCA」、「IRいしかわ鉄道」(石川県)が「IR ICOCA」として導入した。
- 2つとも記念デザインカード扱いだが、おそらく初めて券面リライト機能(定期券印字ができる)や記名式に変更できる機能を搭載した。
- 富山県の富山鉄道から石川県のJR西日本まで連続してエリアが設定されたため、長距離利用できるうえ、「SMART ICOCA」チャージやWESTERポイント制度なども対応している。
- 交通系ICカードで連続乗車できる区間は原則として営業キロ200km以内とされている。
- 2022年10月24日に、岡山県新見市が配付する独自デザインの「新見市オリジナルICOCA」が配付された。
- カードの発行は新見市民のみを対象としており、2024年5月時点でカード発行枚数は約2万5千枚であった。
- 他の記念デザインカードと同様に、券面リライト機能は無く、記名式や定期券としての利用はできない。
- 裏面の案内には「地域ポイントデザインカード」と記載してあり、JR西日本内では扱いが異なる可能性がある。
- カード表面の「カモノハシのイコちゃん」とともに描かれているキャラクターは、新見市のマスコットキャラクター「にーみん」である。
- 新見市が推進する「ICOCAを活用した地域活性化プロジェクト」の一環として導入され、カード名称もその中で使用されている呼称である。
- 福祉乗車証の機能はない。
- 市内の加盟店でICOCAで支払うと、独自ポイント「にーみんポイント」が付与される。約100店舗がポイント加盟店舗となっている。
- ポイントはカードに記録されず、ICOCAのIDに紐づけられたデータが集計されるセンターサーバー方式である。ポイントは利用の翌月末に付与される。
- スマートフォンのICOCAアプリにポイント機能を紐づけることができる。ただしアプリのカードデザインが変わることはない。切り替えは市役所商工観光課に新見市オリジナルICOCAとスマートフォンを持参して行う。原則として残高を使い切った状態で移行し、移行元のICOCAは回収されるが、記念に欲しいと伝えれば移行元のカードももらえるようである。
- 2024年3月29日に居住者への新規発行を終了したが、新規転入者と新規出生者には発行を継続している。
- 2024年3月16日に、ハピラインふくい開業に合わせて記念デザインカードが発行された。
- ただし、IRいしかわ鉄道と同様に裏面の案内には「特別デザインカード」と記載してある。違いは不明である。
- 2024年4月1日に、「京都市交通局オリジナルICOCA」が発行された。券面や裏面の案内に名称が明記されていないが、プレスリリースでは「京都市交通局オリジナルICOCA」と表記されている。
-
京都市交通局オリジナルデザインICOCA(表)
-
京都市交通局オリジナルデザインICOCA(裏)