「コミュニティバス乗車カード(大分市)」の版間の差分

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==概要==
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*ICカードはIDとして機能するのみで、乗車位置の記録や運賃計算は、すべて端末のモバイル回線を通してサーバー上で処理を行っている。
*ICカードはIDとして機能するのみで、乗車位置の記録や運賃計算は、すべて端末のモバイル回線を通してサーバー上で処理を行っている。
**運行事業者によると、本来はタクシー事業であるため、ルート運行や定時運行に慣れていない従業員が多いとのことであった。
**運行事業者によると、本来はタクシー事業であるため、ルート運行や定時運行に慣れていない従業員が多いとのことであった。
***このシステムを導入したことにより、端末に次のバス停名や通過予定時刻が表示されることで路線間違いや早発を防ぐことができているとのことであった。
**このシステムを導入したことにより、端末に次のバス停名や通過予定時刻が表示されることで路線間違いや早発を防ぐことができているとのことであった。
***自動で運賃計算が行われることで、運転手が整理券から運賃を計算する必要がなく、省力化になっているとのことであった。
**自動で運賃計算が行われることで、運転手が整理券から運賃を計算する必要がなく、省力化になっているとのことであった。





2025年4月30日 (水) 08:54時点における最新版


概要

名称

  • たきおコミュニティバス乗車カード(たきおこみゅにてぃばすじょうしゃかーど)
  • のつはるコミュニティバス乗車カード(のつはるこみゅにてぃばすじょうしゃかーど)
  • やはたコミュニティバス乗車カード(やはたこみゅにてぃばすじょうしゃかーど)
    • 各地域を運行するコミュニティバスから。
  • やはたコミュニティバス乗車カードは暫定運用中のもの


発行事業者


沿革

  • たきおコミュニティバス
    • 2020年10月1日供用開始
  • のつはるコミュニティバス
    • 2020年10月1日供用開始
  • やはたコミュニティバス
    • 2024年10月1日供用開始


利用可能エリア

  • 各コミュニティバス運行エリア


利用可能機能・付加機能カード種類

  • 整理券


規格

  • Felica (RC-S915 4K)


カード番号記号

  • なし


情報

  • 大分市の各地域(滝尾地区、野津原地区、八幡地区)で運行休止になった路線バスの代替として、コミュニティバスが運行されている。そのコミュニティバスの運行管理システムの一部として整理券のように運用されている。
  • 乗車方法は次のとおりである。
    • 乗客は、乗車時に車内にあるICカードを手に取り、カードリーダーにタッチする。
    • 車内でICカードを持ち、降車時に再度カードリーダーにタッチすると運転席左にある専用端末に料金が表示される。
    • 運賃は運転手に現金で支払い、ICカードは返却する。交通系ICカードやその他キャッシュレス決済には対応していない。
    • 定期券は大分バスに準じてnimocaで発行されているが、目視で対応している。
  • 八幡地区はカードの製造が間に合っておらず、滝尾地区のカードを流用している。製造でき次第「やはた」表記のICカードが運用される予定である。
  • 特定の停留所では、路線バス(大分バス)に乗り継ぐと料金を割り引く制度がある。
  • 地域によって特定の便は1時間前までに乗車予約が必要なオンデマンド運行が行われている。
  • 運行は大分市から委託されたタクシー事業者が行う。そのため車載器を搭載したジャンボタクシーや普通車タクシーで運行される。
  • 車内に降車ボタンは備え付けておらず、停留所が近づいたときに運転手に降車することを伝える方法を採っている。乗客が少ない場合は乗車時に降車予定を聞かれることもある。
  • システム開発は、OKICA(沖縄県)と同じ開発元であるモバイルクリエイト株式会社である。モバイルクリエイトの本社は大分市内にある。
  • 運転席左の専用端末には現在の停留所名や次の停留所名、通過予定時刻等が表示されており、降車時にICカードをタッチすると運賃が表示される。
    • 現在停留所はGPSの位置情報から割り出している。そのため、一般的なバスのように運転手が停留所を通過する際に端末を操作する必要はない。まれにダイヤ乱れや迂回運行の場合に現在停留所を見失うことがある。
  • ICカードはIDとして機能するのみで、乗車位置の記録や運賃計算は、すべて端末のモバイル回線を通してサーバー上で処理を行っている。
    • 運行事業者によると、本来はタクシー事業であるため、ルート運行や定時運行に慣れていない従業員が多いとのことであった。
    • このシステムを導入したことにより、端末に次のバス停名や通過予定時刻が表示されることで路線間違いや早発を防ぐことができているとのことであった。
    • 自動で運賃計算が行われることで、運転手が整理券から運賃を計算する必要がなく、省力化になっているとのことであった。


ウワサや所感

  • ICカード整理券の仕組みは、ゴンバス乗降カード(静岡県、運行終了)とでんてつハイカード(茨城県、茨城交通のいばっピへ合併)に次ぐ、日本で3例目だと思われる。
  • 乗り継ぎ先である大分バスの運転手に話を聞いたところ、朝と夕方の時間帯は通勤通学利用が一定数あり、昼間帯や休日は通院や買い物に利用されているとのことであった。
    • 昼間帯や休日は乗客が非常に少ないようである。
    • そのため、行政の支援によりコミュニティバスへ路線を移管することになったとのことであった。
  • 乗車しに行く際は、戻りの交通手段を確保したうえで乗車することが望ましい。
    • 特に野津原地区は走行距離が非常に長く、路線が山間部にあることから、タクシーも手配できない場合が多い。
    • 折り返し運行が組まれていないことも多く、終点まで到着すると回送されていることが多いようである。


カードバリエーション

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謝辞

  • 取材協力:モバイルクリエイト株式会社,別府大分合同タクシー株式会社大分営業所
  • 資料提供:大分市都市交通対策課
  • 情報提供:クリーニング屋さん,鉄みっち