コミケや同人誌即売会で「交通系ICカードの本」という恥ずかしい本を世に出しているくせに電子マネー決済に対応しておらず、より一層恥ずかしくなったので対応してみた。
決済業者(イシュア)は決済手数料率や機器の安さからSquareを選んだ。いつまで格安決済手数料率なのか知らない。
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材料
タブレット端末
Lenovo Tab M10 Plus 3rd gen (TB128XU)
- Squareアプリをインストールしてレジとして使う。
- スマホでもできるが、クレジット決済のときに暗証番号を入力してもらうので、大きな画面の方が良いかと思った。あと、決済中にLINEやX(Twitter)のDMが着たら恥ずかしいので。
- ブースを離れて売り子さんにお願いするためにも、専用端末の方が無難。
- GWAAN Lenovo Tab M10 Plus 3rd gen タブレット カバーケース(三つ折り型)で立てて使えるようにしている。
Square POSレジ
- ぶっちゃけユーザー登録(無料)をしてしまえばアプリをインストールできて、現金決済レジとしても使える。
- 商品をタップすれば自動的に計数してくれたり、預かり額をタップすればお釣りを表示してくれるので、電卓代わりにもなる。
- アプリの設定にある「おすすめ機能」の「現金管理」を追加でインストールすれば、開店時の現金残高とレジ締め時の現金残高を表示してくれたり、レシートに打ち出してくれる。
決済端末
- bluetoothでタブレット端末と接続し、電子マネー決済やクレジット決済端末として使う。
- 交通系ICカード、iD、クレジットカード(IC)、クレジットカード(タッチ)
- USB Type.Cで充電できる。
- ¥4,980
- 電源ONはできるが、電源OFFという概念が無い?
- 10:30~16:00で稼動させたところ、バッテリー残量は取引60件程度で4分の3表示。1週間前に自宅で充電して宅急便搬入に混ぜても余裕の電池残量。
レシートプリンタ
- Squareアプリの対応モデルでおそらく最も小型。
- Android版のSquareアプリは100V駆動モデルしか対応していないみたい。
- ヤフオクで5千円ぐらいだった。
- レシートは幅58mm外径60mmをセットできるが、Squareアプリではレシートデザインにやや無理がある。80mm幅モデルは本体が大きくなるので58mm幅で我慢した。
- USBケーブルはType-A~Type-Bのケーブルだが、タブレット側がType-Cであるため、Ainex U30CA-LFADTで変換かけてタブレットに接続した。
- アダプタ~コンセントのケーブルは短くて細いもの(ainex ACP-05S-BK)に買い換えた。
- レシート対応することで副次的な効果としては、レジマイナスが発生した時に「あとでやる」ためのメモとしても使えるし、レジ締め時に売上レポート打ち出しと現金残高打ち出しができることがある。これらはメールで送ってくれるが、終了後に飲みながら生産するときに非常に便利だし、経理証憑としても便利。
モバイルバッテリー
- 約24,000mAh (87.6Wh)で100V出力が可能なモデル。レシートプリンタを稼働させるために必要。
- 連続稼働するとやや発熱するが、正常な範囲と思われる。
- タブレットやスマホ、リーダーの充電用としても使える。
- TM-m10を10:30~16:00で稼動させたところ、取引150件弱でも半分も減っていない。
アクセプタンスマーク一覧は、レギュレーション違反(キャラクターの無断使用)。
おまけ
現金箱(手提げ金庫)
カール事務器 キャッシュボックス CB-8250 + コインカウンター CX-2000
- 一番小型な手提げ金庫CB-8250に、100円500円のみに特化した差し替え用コイントレーCX-2000を組み合わせて使ってる。もともとその構成であるCB-8255もラインナップにはあることはあるが、売ってるのを見たとこが無い。
- フタを開け、コイントレーを立てかけて使えるので、小銭はコイントレー、お札は下のボックスに投げ込める。
SIM(au回線)
- コミケやコミックトレジャーでdocomo回線が死ぬため、au回線に対応したSIMとモバイルWi-Fiを持っておいたほうが良いため。
- 普段はスマホとタブレット用にBIGLOBEモバイル タイプD(docomo回線)を使っているので、タイプAを追加で3GBだけ契約した。多分1~2日なら1GBでも十分。
- au回線SIMをタブレットに直接刺しても良いが、取り換えが面倒なのでNEC Aterm MR05LNを中古で買ってきて刺し、Wi-Fi接続した。
square決済簡易マニュアル(売り子さん用)
売り子さんがパニックにならない用。デザインや内容が気に食わない人はPublisherで編集して。
決済エラーでわかったこと
- 交通系は普通はオフライン決済ができるはずだが、イシュアの信頼性の問題なのか、決済の瞬間にアプリが何やら通信をしている。その通信が規定時間内に終わらないと決済失敗(赤色でピー)になる。
- コミケやコミックトレジャーなどで頻発する。
- docomo回線からau回線に変えたとたんに改善した。
- ApplePayのSuicaで決済をされると、販売側のアプリも通信を行うのはもちろん、購入側のiPhoneでも何やら通信をしているようである。そのため、購入側の通信回線が死んでいたり、購入側通信→販売側通信で時間がかかると、やっぱり決済失敗する。
- とにかく、タッチして(購入側通信があろうがなかろうが)販売側通信が規定時間内に終わることが必須なようである。
- ApplePayのSuicaで決済をされる場合で、購入側通信はできたが、販売側通信が結局間に合わなかった場合は非常に慎重に扱うべきで、購入側は決済完了表示が出て、販売側は決済失敗表示が出る。間違いなく決済失敗しているわけだが、購入側の履歴を見てもらうと、履歴が表示されないことで決済失敗していることがわかる。