コンソールケーブルまとめ


概要

ネットワークデバイス(スイッチや業務用無線LANなど)は、コンソールケーブル(RS-232)で接続することが多い。そのためのケーブルセットを持ち歩くが、できるだけ持ち運ぶ工具点数を減らしたい。

サーバー管理で楽をするための手間を厭わない姿勢は重要だと思う。

普段持ち歩きセット

コンソール関係

  • BUFFALO BSUSRC0605BS USB→シリアル変換
  • CISCOきしめんアダプタ(自作)
  • APCアダプタ(CISCOきしめん用)(自作)
  • Schneriderキメラアダプタ(自作)
  • クロスケーブルアダプタ(CISCOきしめん用)(自作)
  • ELECOM LANケーブルリール LD-MCTF(1本目:コンソール用)

併せてLANメンテナンス用セット

  • BUFFALO USB→LAN LUA4-U3-AGTE
  • ELECOM LANケーブルリール LD-MCTF(2本目:LAN用)

基礎知識

D-Sub 9P (DE-9) オスのピン配置

D-Sub 9P (DE-9) ピン配置 Wikipedia RS-232
よく見たらものすごく小さなピン番号刻印がされていることが多い。

RJ45 (8P8C) オスのピン配置

RJ45 (8P8C) ピン配置 Wikipedia 8P8C

フォーンプラグ 2.5mm 3極 (ステレオミニミニプラグ, TRS 2.5mm, EIA-453) オスのピン配置

TRS 2.5mm フォーンプラグ

端子のオスをM、メスをFと表記している。

DE9 – RJ45 変換アダプタはもっぱらシオヤ無線電機商会(秋葉原の東京ラジオデパート1F)で買ってる。いつも右側の壁に掛かってる。福岡ではオス・メス両方揃えているのを見かけたことがない。

CISCOきしめんアダプタ

当該機種

  • CISCO, Juniper, AlliedTelesis, BUFFALO

概要

  • 通称「CISCOきしめん」とは、CISCOネットワーク機器に使われるコンソールケーブル。DE9F(D-sub9ピン)LANケーブルの部分が平べったいことから。
  • JuniperはDE9F-RJ45変換アダプタ形式になっている。
  • LANケーブル部分はそこら辺に転がっているケーブルを使用すれば良いので、アダプタ部分のみ持っていれば十分。奥村研究室 NWHWページにまとめていた情報。

CISCO DE9F-RJ45 変換 Juniper ISGに添付されてきたアダプタ

CISCO RJ45 (CISCOきしめん) ピン配置・ケーブル配線

  • 結線は全部接続しなくても、TxD, RxD, GNDだけつなげば動くと思う。
  • ものによってはDE9F側の5番(GND)がRJ45Fの4番(GND)に加えて5番(NC)にも結線されていることがある。その割には1番(DCD)は結線されていない。

Schneider APC Smart-UPS コンソールケーブル

Network Management Cardを挿して、コンソールで設定する時に接続する。

すながわはサーバー運用時はSNMPで通信させた方が使いやすいと思うので、メンテナンス時にしか使わないようにしている。

APC Smart-UPS (D-Sub 9P)

  • 型番が主にSUやSUAから始まる機種で、Network Management Card (AP9606, AP9617, AP9619など)を搭載しているとコンソール接続ができるようになる。
  • もともと奥村研究室 apcupsdページでまとめていた情報。
  • 940-0024C(スマートシグナルケーブル)。黒色。灰色の940-0024B(PowerChute用)ではない。
  • 2400bpsで接続。
  • コンソールだけなら TxD, RxD, GND だけ接続すれば動作する。

APC 940-0024C準拠 変換アダプタ

メーカー純正ケーブル配線を、LANケーブル接続できるように改造した配線。

APC Smart-UPS ピン配置・ケーブル配線

APC コンソール

APC 940-0024C CISCO共通アダプタ(メーカー非準拠)

CISCOきしめんアダプタとLANケーブルを活用したい場合(940-0024C非準拠)

APC Smart-UPS (CISCOきしめん適用) ピン配置・ケーブル配線

APC コンソール+CISCO
USB-DE-9 の次のアダプタがCISCOきしめんアダプタになっている。
940-0024C準拠アダプタに比べて、CISCOきしめんアダプタと共通化することで、1個持ち歩きを減らせる。

Schneider Smart-UPS (phone plug 2.5mm TRS)

  • 型番が主にSMTから始まる機種。
  • SMTから9600bpsになったのはいいけど、コネクタ形状がステレオミニミニ(2.5mm)フォーンプラグになった。

Schnetder Smart-UPS コンソールケーブル(メーカー準拠)

メーカー純正ケーブル配線(Schneider Smart-UPS (phone plug 2.5mm TRS)  → DE9F)

中古で買うと大抵コンソールケーブルが付いてこないが、そのうえ、オプション品として販売されていない。

Schneider Smart-UPS ピン配置・ケーブル配線

Schnerder APC変換アダプタ(キメラアダプタ)

TRS25M→RJ45変換が市販されていないので、いったんAPC 940-0024Cのピン配置に変換したあと、APC 940-0024C CISCO共通アダプタを利用することにした。

Schneider Smart-UPS TRS25M-DE9F 変換アダプタ 自称「キメラアダプタ」
DE9FコネクタにTRS25コネクタがちょうど合体できた。

Schneider Smart-UPS (CISCOきしめん適用) ピン配置・ケーブル配線

Schneider コンソール
右側のAPCアダプタの次に、Schneiderアダプタを接続して使用する。

シリアルクロスケーブル

  • YAHAMA RTX1200までの機種(RTX1210からRJ45になってる。ピン配置はよく知らない。)
  • ALAXALA

シリアルクロスケーブル CISCO共通アダプタ(RS-232非準拠)

ALAXALAのオフィシャルな結線とは異なる。

YAMAHA RTX1200 ピン配置・ケーブル配線