ownCloudやNextCloudのカレンダー機能を使っているが、祝日データが入っていない。登録するのも面倒なので、icsが転がっていないかなと企んだメモ。
なお、祝日の正式な根拠は国民の祝日について(内閣府)のページである。毎年2月に来年分が公示される。
引っ張る
Googleカレンダーのicsに、各国の祝日データがあるので、それを引用することにした。
- Googleカレンダーの左ペインにカレンダー一覧があり、「日本の祝日」のように祝日カレンダーがある。
- カレンダー名の右側[・・・]→[設定]
- 祝日カレンダーのコンテンツ→[祝日のみ] ※[祝日およびその他の休日]だと七五三や節分などが登録されてしまう
- カレンダーの統合の[iCal 形式の公開URL]をコピペ→アドレスバーに貼り付け→[Enter]→basic.icsがダウンロードできる。
インポート(初回)
ownCloudのカレンダーアプリを使っている場合
- 左下の[設定とインポート]→[カレンダーのインポート]→ダウンロードしたbasic.ics
- インポートされた祝日用カレンダーを、ユーザー間で共有する。
インポート(2回目以降)
Googleカレンダーの祝日カレンダーは前後2年分のデータを含んでいるので、翌年に同じ方法で取り込むと前年・今年がダブってしまう。
ダウンロードしたbasic.icsをテキストエディタ(メモ帳など)で開いて、前回取り込んでいる祝日を削除する必要がある。
- カレンダーで前回取り込んだ最後の祝日を探す。
- basic.icsをテキストエディタで開いて、取り込まれている最後の祝日までを削除する。
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X-WR-CALDESC:日本の祝日と行事 #ここまでicsのヘッダ
BEGIN:VEVENT #ここから
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END:VEVENT #ここまで1つの予定
BEGIN:VEVENT #ここから次の予定
- ついでに、先2年以降を削除して今年を含めて2年分としておくと、法改正や公示の対応がとりやすい。
Googleカレンダーでは5年先まで登録されているが、祝日の公示は前年2月に発表されるため、正式な祝日ではない。 - 編集したbasic.icsをインポートする。
不安だったらいきなり運用中の祝日用カレンダーにインポートせず、新しいカレンダーにインポートして、ダブっていないか、壊れていないか確認すると良いかも。