デジタルカメラで写真を撮影し、それを
- そのままメディアに入れたまま
- とりあえずパソコンやファイルサーバにコピーする
よりも
- もっと効率良く
- 以後の作業のことを考慮した
データ管理をご提案。
目次
ご提案1: フォルダ名は一意性と一貫性を持たせる
フォルダ名を日付、アンダーバー、イベント名に統一してみてはいかが?
- 20190810_天草1回目
- 20190814_オフ会
- 20190816_天草2回目
フォルダはコピーしたり移動したり何かすると更新日が変わってしまい、日付ソートできなくなることが多い。
ならば、フォルダ名に日付を入れ、イベント名の先頭が数字になってもソートが狂わないようにアンダーバーを入れてみてはいかがでしょう?
ご提案2: 複数のデジカメで撮影したデータは極力混ぜない
複数のデジカメで撮影を行った場合は、ご提案1のフォルダの中にさらにデジカメ別のフォルダを作成して、それぞれ分けてみてはいかが?
- 20190810_天草1回目
- すながわD500
- すながわD3200
- 仕事用D5300
多くのデジカメは「DSC_nnnn.JPG」のように、特定のキーワード、アンダーバー、連番、.JPGというファイル名を付ける。
つまり、同じ連番が被ることもあり得る。
それを1つのフォルダにまとめてコピーしてしまうと、ファイルが上書きされる。目も当てられない。
なので、デジカメごとにフォルダを作成して、それぞれのフォルダにコピーしてみてはいかが?
どのカメラで(もしくは誰が)撮影した写真かも分かりやすい。
次のご提案3も併せてどうぞ。
ご提案3: ファイル名に一意性を持たせるために一括リネームする
ファイル名を一括変換し、日付、アンダーバー、時刻、アンダーバー、特定キーワード、.JPGというファイル名にしてみてはいかが?
- 20190810_101134_D500.JPG
- 20190810_102010_D500.JPG
ご提案2でも触れたが、多くのデジカメはファイル名が「DSC_nnnn.JPG」のようになる。
つまり、10000枚撮影すると連番が戻る。そのままフォルダにコピーするとファイル名が被り上書きされることもある。
また、大量に写真を撮影すると場合によっては1枚目が9999、2枚目が0001となり、ファイル名ソートがおかしくなる。
さらに複数のカメラを使うと、より訳がわからなくなったり、連番が被って上書きされる。
多くのデジカメのJPEGデータにはEXIF(撮影情報)が書き込まれており、撮影日時(DateTimeOriginal)が記録されている。
その情報を使って一括リネームすれば、ファイル名ソートがそのまま時系列ソートとなり、いつ撮影したか分かりやすくなる。
もちろん連番が一周してもファイル名が被らないので上書きされない。
なお、デジカメの時刻合わせが行われていることが前提となる。
※D500以上の機種はスマホ連動して時刻自動調整してくれるから楽だなあ。
複数のカメラで撮影した場合は、特定のキーワード(カメラの機種名や、撮影者名など)を末尾に付け加えれば、分かりやすい。
一括リネームはXnViewが便利。
リネームするファイルを選択(全て選択は[Ctrl]+[A])→ツール→一括ファイル名変換
ファイル名テンプレート: <Date Taken [YMD_HMS]>
複数のカメラで撮影した場合は、例え別のフォルダに分けたとしてもファイル名テンプレートの末尾に _<Model> や _A _B _C など、カメラや撮影者を特定するものを付加するとよい。
特にご提案4で述べるコンタクトシートを作成した場合に写真の特定が容易になる。
ご提案4: 写真の選定をするならコンタクトシートを印刷
忘れないうちに、飽きないうちに、早く。
写真の選定を行う場合にはサムネイルをまとめたコンタクトシートを印刷してみてはいかが?
紙やインクがもったいないと思うかもしれないが、特に複数人で選定する場合は効率が上がる。
場合によっては先にピンボケや明らかなミスショットを削除したうえで、コンタクトシートを印刷した方が良いかもしれない。
これもXnViewが便利。
印刷する写真を選択(全て選択は[Ctrl]+[A])→ファイル→印刷
プリンタタブ
- プリンタを選択
- 用紙サイズ: A3またはA4(A3片面を推奨)
レイアウトタブ
- ページレイアウト: サムネイル
- 列数: 4~6
- 行数: 6~8 (A3の場合は折りたたむ位置を考えて偶数を推奨)
- 垂直方向間隔・水平方向間隔: 0~0.10
- マージン
- 左・右: 0.80~1.20
- 上部: 1.80~2.20
- 下部: 1.20~2.20
- A4の場合は 左: 1.80~2.20 右・上部・下部 : 0.8~1.20
- プリンタの余白や2穴パンチ位置を考慮して設定すると良い
キャプションタブ
- フォント: MS Pゴシックまたはメイリオ、標準、6~8ポイント、日本語
- 情報: <Filename With Ext> (拡張子つきファイル名)
ヘッダ/フッタタブ
- フォント: MS Pゴシックまたはメイリオ、標準、6~8ポイント、日本語
- フッタ: Page <Page Number>/<Page Count>
※なぜか最下段キャプションとフッタが同じ行に重なって印刷されることがあるが、バージョンによるのか環境によるのか不明。そのため、レイアウト列数は偶数を推奨。
おわりに
写真は撮って終わりではなく、整理し、保管し、次年度・次回の広報に活用してナンボ。